散骨に多い疑問・質問を散骨業者に聞いてみた

散骨に多い疑問・質問を散骨業者に聞いてみた

2019.03.25

散骨に多い疑問・質問を散骨業者に聞いてみた

「散骨」という言葉は知っていても、実際にどのように散骨するのか分からない方も多いと思いますので、散骨に多い疑問・質問を散骨業者に聞いてみました。

Q:亡くなって何日経過したら散骨できますか?
A:何日経過しないと散骨できないとう決まりはありません。火葬してから直ぐに散骨される方もおりますし、お墓の納骨と同じように四十九日を終えてから散骨するもおります。
Q:委託散骨は毎月何回実施していますか?
A:委託散骨はある程度遺骨が集まってから執り行われますので、月に1~2回が平均です。寒い地域ですと冬季は散骨しないケースもあります。
Q:散骨証明書には何が書かれていますか?
A:故人の名前、散骨時間、散骨場所(緯度・軽度)が書かれているのが一般的です。散骨風景の写真がもらえる散骨業者もおります。
Q:遺品も一緒に撒くことはできますか?
A:環境汚染になるよう物は撒けません。ただし、自然に還る物であれば撒ける可能性があります。
Q:全ての遺品を散骨するのですか?
A:一般的には全骨しますが、全ての遺骨を散骨すると忍びないと感じる方は、一部を手元に置かれるようです。
Q:散骨前に粉骨するのは何故ですか?
A:ひとつは法律の問題です。遺骨と分かる状態で海や山へ散骨してしまうと「遺骨遺棄罪」に抵触してしまう可能性があるためです。もうひとつは、早く自然に還すために粉骨しています。一片が2ミリ以下まで粉骨することが推奨されています。
Q:土葬の遺骨は散骨できますか?
A:土葬の状態にもよりますが、長い年月が経過していれば遺骨も細かくなっていますので散骨はできます。ただ、しっかり乾燥させてから粉骨しますので乾燥機材を保有している散骨業者でないと断られるでしょう。
Q:自分で散骨できますか?
A:山は国有地になっていると散骨は無理でしょう。私有地であれば所有者の方に許可をもらえば散骨できます。海は海水浴場・観光地・漁業権などに影響のない沖合で散骨しますので、船の手配さえできればご自身で散骨できます。
Q:お墓に埋葬してある遺骨の散骨はできますか?
A:散骨できます。遺骨を寺院や霊園へ移動させるには改葬許可の手続き必要ですが、山や海へ散骨する場合は改葬手続きは不要です。
※山、海は埋葬(蔵)施設ではないので改葬には当たらない
Q:散骨に立ち会う時は喪服を着たほうがいいですか?
A:海洋散骨を行う場合は船に乗る必要が生じますから、着慣れた平服を着て散骨することが推奨されています。また、船着場は散骨以外で利用している方も大勢いますので、喪服だとどうしても目立ってしまう為、喪服は避けたほうが無難です。
Q:散骨した後のお参りはどうするのでしょうか?
A:海での個別散骨を執り行っている散骨業者であれば、一周忌や誕生日など希望の日を伝え依頼すれば散骨海域まで連れて行ってもらえます。料金は100,000円前後が相場のようです。
Q:海外で散骨したいです。遺骨を海外へ郵送できますか?
A:遺灰や遺骨は禁制品にあたるため、国際郵便等で遺骨を海外へ送ることはできません。
Q:死体火葬許可証が無いと散骨できませんか?
A:死体火葬許可証は、骨箱に入っていることが多いので確認してください。紛失してしまった場合は、5年以内であればスムーズに再発行してもらえますので、火葬許可申請をした自治体に問い合わせてください。6年以上経過していて再発行できない場合は、身分証明書の提示や事件性が無いことが証明できれば散骨してもらえます。
Q:親類に散骨を反対されています。どうすればいいですか?
A:家族・親類から反対されるケースは少なくありません。年々、散骨の認知度は高まっておりますが、それでも一般的な葬送とは言えません。急がずに散骨とはどう言うものなのかを時間をかけて話し合い、理解してもらう他ないでしょう。
Q:散骨に宗教や宗派はありますか?
A:散骨は宗教色の無い自由葬ですので、宗教や宗派に関係なくどなたでも散骨できます。
Q:海で散骨はどのよう遺骨を撒くのでしょうか?
A:袋を破って遺骨をサラサラと撒くことが多いようです。ただ、粉骨した遺骨が水溶性の袋に入っていれば、袋のまま海に撒くことも可能です。
Q:雨、風で散骨が中止になることはありますか?
A:台風や雨風が強く海が荒れている場合は安全が第一ですので、順延することもあります。ただし、お客様都合でキャンセルされた場合は、キャンセル料は請求されると思ってください。

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