散骨と樹木葬(樹木墓)との違い

2019.05.10


 

自然葬とは

墓石などの人工物を建て、その中に遺骨を埋葬しない葬送方法は一般的に自然葬と定義されています。人は自然の中から誕生し、死んだら故郷である自然に還るという広い意味では、散骨も樹木葬も同じ自然葬と言えるでしょう。
 

樹木葬とは

樹木葬は比較的新しい葬送方法で、寺院や霊園の敷地内に墓石を建立するのではなく、樹木や草花を墓標とした土の中に遺骨を埋葬します。ほとんどの樹木葬は、継承する人がいなくても永代に渡り供養してもらえますし、管理費も基本的には不要です。
 
お墓を購入すると墓石代も含めれば150万円~はかかりますが、樹木葬の場合は5~60万円ほどで収まりますので、お墓を購入するより費用を安く抑えることができます。

 

樹木葬の種類

1.合祀タイプ
合祀タイプは血縁関係の無い複数の遺骨と一緒に埋葬します。一度埋葬すると二度と取り出すことができない為、遺骨の引っ越し(改葬)ができなくなるデメリットはありますが、樹木葬の中では最も料金が安く5万円~が相場です。

 
2.集合タイプ
集合タイプは合祀タイプと同じように、血縁関係の無い遺骨と埋葬しますが、埋葬スペースが区切られており、骨袋や骨壺に入れ個別に埋葬する為、他の方の遺骨と混ざることは基本ありません。料金は合祀タイプに比べると高く15~50万円が相場です。
※一定年数経過すると合祀される場合もあります。
 

3.個別タイプ
個別タイプは遺骨一柱ごとに樹木や草花を植えて埋葬します。埋葬スペースも広めで個別に樹木や草花を植える為、前述の2タイプよりも料金は高く20~60万円が相場です。
 

散骨とは

散骨は山林や海に遺骨を撒く葬送方法で、日本ではまだ一般的に普及していませんが、散骨の歴史は古く平安時代の歴史書『続日本後紀 巻第九』には淳和天皇(上皇)が生前自ら散骨を命じたと記録されています。
近年では、少子高齢化のような社会問題が進むにつれ散骨の認知度も高まってきています。
 

散骨の種類

1.山林(森林)での散骨
山林(森林)での散骨は所有者の許可が必要です。国有地または自治体の所有地になっている場合は、農林水産省の外局である林野庁に散骨を許可してもらう必要があります。しかし、申請してもまず許可されませんので、山林(森林)での散骨は私有地でしか行えないと考えておいたほうがよいでしょう。
 

2.宇宙での散骨
宇宙での散骨は遺骨を宇宙に飛ばし散骨します。宇宙葬の中にはバルーンで成層圏で散骨するものや、ロケットに乗せて月面で散骨するもの、人工衛星で旅を続けるものまで様々です。
 

3.空中での散骨
空中での散骨はセスナ機やヘリコプターに乗り、上空から海洋へ散骨します。機体によって搭乗できる人数が変わりますが、3~4人が平均的です。
 

4.自宅での散骨
自宅での散骨は自宅の庭に散骨します。注意するのは遺骨を撒いたら上から土をかぶせてはいけません。土をかぶせると「散骨」ではなく「埋蔵」とみなされ、墓埋法の規制対象となり違法です。
 

5.海での散骨
海での散骨とは散骨の中では、もっともポピュラーで人気があります。やり方は船で海上へ出て行き、予めパウダー状に粉骨した遺骨を海に散骨します。遺骨は水溶性の袋に入れてありますので、袋のままでも散骨できます。
 

散骨と樹木葬(樹木墓)との違い

散骨も樹木葬も自然葬という広い意味では同じです。決定的に違うのは都道府県知事の許可をうけた、区域かそうでないかです。
 
樹木葬は例え墓石が建立していなくても、墓地として都道府県知事の許可を受けた埋葬施設になりますので、埋葬するには「埋火葬許可証」。改葬するには「改葬許可証」が必要になります。
 
一方、散骨は海や山林などに散骨しますので、当然、海や山林は都道府県知事の許可を受けた埋葬施設ではありません。なので、「埋火葬許可証」や「改葬許可証」も不要のため、節度をもって散骨すれば誰でも自由に散骨ができます。
 
節度とは遺骨と分からないようにパウダー状にしたり、風評被害になるような海水浴場や漁場での散骨は避け、マナーを遵守して散骨して下さいと言うことです。
 

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