散骨・海洋葬の費用相場
散骨をする上で気になるのが散骨にかかる費用のことではないでしょうか?一口で散骨といっても散骨する場所(山や海など)、散骨プランによって金額が大きく異なります。
この記事では全国の散骨業者が提供している、散骨プラン毎の料金を調査しまとめましたので、散骨を検討している方は参考にしてみてください。
散骨プラン
散骨は違法ではありませんが、どこでもできると言う訳でもありません。散骨場所としては、「海」、「山林」、「空中」、「宇宙」、「自宅の庭」などが候補に挙げられます。
この内、「自宅の庭」は自己所有のため、散骨費用はかかりませんので、他の4種類の散骨料金について説明いたします。
海への散骨
海への散骨は自然葬の中でももっとも需要があり、著名人が散骨したり映画の題材になったことで注目されるようになり、近年人気が高まっています。
プランとしては、「個別散骨」、「合同散骨」、「委託散骨」の3つが一般的です。共通しているのは船舶で沖合いに出て海上で散骨します。
それでは、順に見ていきましょう。
個別散骨にかかる費用
個別散骨とは、船を1隻チャーターし遺族の方に乗船していただき、海上にて散骨を執り行います。乗船人数は2~15人程度が一般的で、時間にして1~2時間程度になります。
サービス内容や乗船人数によっても異なりますが、散骨料金は100,000円~300,000円程です。
合同散骨にかかる費用
合同散骨は3~4人がひとグループになり、複数のグループが船に乗り合い、海上にて散骨を執り行います。乗り合いなので遺族間で費用を負担するため、個別散骨に比べ料金は安くなります。
散骨料金は70,000円~150,000円程です。
委託散骨にかかる費用
委託散骨は乗船できない遺族に代わり、海上にて散骨業者が散骨を執り行います。ある程度、遺骨が集まってから散骨するため料金も安く、多くの方が選択されています。
散骨料金は25,000円~80,000円程です。
山林の散骨にかかる費用
山林での散骨は山林の所有者の許可を取り、遺族に代わり散骨業者が代理で山林に散骨を執り行います。国有地や自治体が所有している場合は、散骨の申請をしてもまず許可が下りないので散骨業者の私有地に散骨することが一般的です。
2019年現在、山林での散骨サービスを展開している業者は少なく、散骨料金は40,000円~80,000円程です。
宇宙での散骨にかかる費用
宇宙での散骨とは、遺骨をバルーンで成層圏まで飛ばしたり、ロケットに乗せを月面で散骨します。中には人工衛星で旅を続けるプランまであるようです。
散骨料金は紹介した散骨の中で、もっとも高く400,000円~2,500,000円程です。
まとめ
一口に散骨と言っても、様々な散骨方法があるのがお分かりいただけたかと思います。
少し古いデータになりますが、2009年に第一生命保険株式会社が散骨のアンケートをとったところ、「自分は遺骨を全部撒いてもらいたい」が17.0%、「自分は遺骨を一部だけ撒いてもらいたい」が(11.8%)で、両方を合わせると、散骨をしたい人は 28.8%になりました。
この数字を見て低いと思いますか?高いと思いますか?2019年現在、このアンケートから10年経過していますので、高齢化が進んでいる今ならもっと高い数字になることでしょう。
この記事を読まれている方は、きっと散骨に興味がある方だと思います。簡単ではありますが「海」、「山林」、「空中」、「宇宙」での散骨方法を紹介いたしました。
皆さんはどの散骨方法が気になりましたでしょうか?筆者が興味があるのは、やはりロマンのある「宇宙での散骨」です。暗いお墓の中には入りたくありません。
ただし、資金に余裕があればの話ですが・・・
散骨業者選びに迷ったら、ミキワの海洋散骨がおすすめです